三浦半島 トゥクトゥクで風を感じタイ 観光周遊に

2020年7月12日 07時15分

旅行プランで貸し出されるトゥクトゥク=三浦市で(箱庭提供)

 窓ガラスがなく、ほろで覆われたタイの三輪自動車「トゥクトゥク」で三浦半島の観光地を巡ってもらおうと、京急グループのホテルがレンタカー事業者と連携した旅行プランに乗り出した。日帰りと1泊2日があり、点在する観光スポットの周遊をしやすくし、宿泊客の増加も図る。 (村松権主麿)
 トゥクトゥクは、タイなど東南アジアでタクシーとして使われている。国内では普通自動車免許で運転でき、観光地での活用が増加。京急三浦海岸駅近くの「三浦レンタカー」(三浦市)は昨年8月以降、4人乗りと7人乗りを導入し、観光スポットの三崎港でも地元の酒店を窓口に貸し出している。
 今回の旅行プランは、ホテル京急油壺観潮(かんちょう)荘(同市)と観音崎京急ホテル(横須賀市)が、レンタルキャンピングカー事業者「箱庭」(葉山町)と連携した。箱庭は4人乗りのトゥクトゥク2台を用意。利用者は、事前に運転のレクチャーを15分ほど受ける。大人1人の場合、子どもは小学生以上の制限がある。
 日帰りプランは10日に販売を開始。京急線逗子・葉山駅近くにある箱庭の店舗(逗子市)でトゥクトゥクを借り、同店舗に返却する。京急油壺マリンパークの入場券2人分が付き、税込み1万5000円。
 1泊2日プランは17日に販売を始める。夕朝食付きで、観潮荘はマリンパーク入場券も付く。1日目にトゥクトゥクを利用する場合、箱庭店舗から乗り、ホテルで乗り捨て。2日目に利用する場合、ホテルで乗って箱庭店舗に返却する。
 1組(大人2人)の税別価格は、観潮荘が4万6000円から、観音崎ホテルが4万9000円から。観潮荘は150円の入湯税もかかる。京浜急行電鉄(横浜市)の担当者は「海の風や開放感を感じ、三浦半島の旅を楽しんでほしい」と話している。
 日帰りプランの予約は箱庭のホームページ(HP)で、1泊2日プランは各ホテルのHPでできる。問い合わせは、トゥクトゥクについては箱庭=電046(875)8742=へ。宿泊プランは京急ご案内センター=電045(225)9696=へ。

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